「割り座」は成長発達にとって有害?
膝から下を体の外側に出してペタンと座る「割り座」をする幼児がいます。割り座自体が即、成長発達に悪いわけではありませんが、幼児期にこの座り方(姿勢)が習慣になると、整形外科的なリスクを高めることがわかっています。また、割り座は脚で体を支えることができてしまうため、他の座り方に比べて体幹の筋肉の育ちや座位のバランスの育ちに支障をきたすリスクもあるようです。同じ姿勢をし続けることのリスクは言うまでもありません。子どもが割り座をしている時には、たとえば、こうした方法を。
- おとなが子どもの目の前で横座りをし、手を床につかずに右の脚を出した横座りから左脚を出した横座りに体勢を変える(模倣を促すため、子どもの鏡像で動く)。
- 子どもの目の前で、おとなが脚をまっすぐ前に出して座る。あるいは、その姿勢で「お尻歩き」の競争をする(これも子どもの鏡像で)。
医療情報サイト WebMD から(What to Know About W-Sitting in Children)。割り座は英語で "W-sitting" (脚の形がWに見えるため。詳しくは翻訳アプリ等でお読みください。
(2024/12/28)